今週のメインレースは、皐月賞トライアルの第44回弥生賞である。近10年の弥生賞の勝ち馬を見ても、スペシャルウィーク、ナリタトップロード、アグネスタキオン、コスモバルク、ディープインパクト、アドマイヤムーンと名馬揃いであり、弥生賞は、クラシックレースに最も直結するレースといえる。その第44回弥生賞には、去年の2歳チャンピオンドリームジャーニー(蛯名)が出走する。
ドリームジャーニーは、中山で2戦2勝と得意なコースであり、弥生賞からのクラシック戦線に向けて負けられない一戦ともいえる。特に、第58回朝日杯フューチャリティステークスにおいて、ドリームジャーニーは、平均ペースの中で出遅れたにもかかわらず、14頭をゴボウ抜きして勝利を収めた。この第58回朝日杯フューチャリティステークスの内容から、ドリームジャーニーが、第44回弥生賞でも通用するはずである。
しかしながら、弥生賞では、G1馬となり人気になるドリームジャーニーを軽視して判断する予定である。ドリームジャーニーを軽視する理由は、第58回朝日杯フューチャリティステークスのレベルと今の中山の前残りの馬場である。第58回朝日杯フューチャリティステークスの勝ち時計は、当日の馬場状態及びペースを考慮すると、平凡といえる。更に、第58回朝日杯フューチャリティステークスに出走した馬の多くは、次走以降のレースで目立った活躍をしておらず、第58回朝日杯フューチャリティステークスが低レベルの一戦であった可能性が高い。
また、2回中山競馬の開幕週の芝コースは、中山記念でローエングリンが逃げ切ったように、イン有利の高速馬場であった。一週間で極端に馬場が悪化することは考え難いので、第44回弥生賞もイン有利な馬場で行われる可能性が高い。このようなイン有利な馬場で弥生賞が行われると、外を回るドリームジャーニーは、脚を余す可能性が高い。これら様々な条件から、弥生賞の競馬理論は、2歳チャンピオンで人気になるドリームジャーニーを抑え程度の評価にとどめるべきと判断した。
一方で、弥生賞でのもう一頭の人気馬のアドマイヤオーラ(武豊)は、人気どおり実力を発揮する可能性が高い。アドマイヤオーラは、前々走の中京2歳ステークスでは、展開が向かず、ダイワスカーレットに敗れたが、前走のシンザン記念ではダイワスカーレットを破り雪辱を果たした。更に、前走のシンザン記念では、アドマイヤオーラは、朝日杯フューチャリティステークス2着のローレルゲレイロ(本田)を0.6秒差で破っており、ドリームジャーニー以上と判断して問題はない。また、自在な脚質のアドマイヤオーラにとっては、今のイン有利の馬場状態も味方する。
これらのことから、アドマイヤオーラが第44回弥生賞で好走する可能性はかなり高いと競馬理論では判断している。他には、サムライタイガース(後藤)が人気となる。サムライタイガースは、前走のきさらぎ賞で3着に好走しており、このメンバーならば弥生賞で通用してもおかしくはない。しかしながら、きさらぎ賞の競馬理論でも述べたが、サムライタイガースのきさらぎ賞の好走は、スローペースを離れた2番手という絶好の展開に恵まれたものであることを忘れてはならない。
よって、サムライタイガースが穴人気になるようであれば、弥生賞での過大評価は禁物であると競馬理論では判断している。他には、新馬戦で楽勝したココナッツパンチ(吉田)や、京成杯2着のメイショウレガーロ(武幸四郎)も、展開次第では2着争いに加われる。以上のように、競馬理論は、アドマイヤオーラを、第44回弥生賞の本命の最有力候補として判断している。
また、弥生賞でのアドマイヤオーラの2着争いは、混戦が予想されるので、当日の馬場状態や枠順などを考慮して決定しようと考えている。ただし、競馬理論は、人気面を考慮して、2歳チャンピオンのドリームジャーニー及びサムライタイガースを、抑え程度の評価にとどめる予定である。







